AE-Dr.(AKASAKA Engine Doctor)は、海上運航中の主機関状態を、船内だけでなく陸上からもパソコンやスマートフォンで いつでもインターネットで確認できるクラウドシステムです。
船内と陸上で各種機関部品の温度や圧力等の主機関データを監視することにより、故障・事故を未然に防止する効果が期待できます。また、万が一故障した場合でも迅速に異常箇所の復旧を支援することが可能です。
導入メリット
- クラウドサーバーに主機関データを蓄積し、陸上からの監視が可能
- 機器の設置は容易(レトロフィット可能)
- 故障の未然防止や迅速な診断による安全性の向上
- 通信費、導入費用が安い
AE-Dr. - Light
AE-Dr – Light(AKASAKA Engine Doctor Light)は、運航中の主機関データをクラウドサーバーへ送信し、陸上から閲覧できる製品です。
- 主機関データ取得からクラウドサーバーへの送信まで自動的に実施するため、船員の作業が不要。
- クラウドサーバーに蓄積された主機関データをいつでも閲覧可能。(データー保存期間は10年間)
- 送信データを主機関のみに限定することで、最低限の通信容量で通信可能。
導入メリット
- 主機関データ取得からクラウドサーバへの送信まで自動的に実施する為、船員の作業が不要。
- クラウドサーバに蓄積された主機関データをいつでも閲覧可能。(データ保存期間は10年)
- 送信データを主機関のみに限定する事で最低限の通信容量で運用可能。
AE-Dr. - Standard
AE-Dr – Standard(AKASAKA Engine Doctor Standard)は、AE-Dr – Lightの機能に簡易的な主機関診断システムを追加した製品です。(高度船舶安全管理システムに近づけた機能を装備します。)
- 簡易的な診断機能やメール配信機能、異常発生時の対処方法の閲覧等が行えます。
- 既にAE-Dr - Lightをご利用していただいている場合には、切替工事不要でAE-Dr -Standardへ切替可能です。
導入メリット
- 主機関データを負荷率に応じた基準値で比較する事により精度の高い診断が可能。
- 過去30日分のデータ推移から部品の経年劣化を診断可能。
- 診断結果が異常と診断された場合には、登録されているメールアドレスへ通知可能。
- 診断結果に紐付いた対処方法をWEB画面上から閲覧可能。
機能
- 定時値診断
- 運航中の主機関データと負荷率に応じた基準値(陸上公試や海上公試の結果)を比較し、主機関関連項目に異常がないか1時間に1回診断を行います。
- トレンド診断
- 経年劣化を判断する基準として、過去30日分のデータ推移から角の変化が発生していないか1日1回診断を行います。
※航行後の約1ヶ月間は、判断基準用のデータを収集します。その後、トレンド診断を開始します。 - メール送信機能
- 診断した結果をユーザーに自動で送信する機能です。
当メール機能には「異常発生メール」と「定常メール」の2種類の機能があります。 - 異常発生メール
- 前回診断以降に定時値診断及びトレンド診断機能で異常と判断された場合に、ユーザーに自動配信するメールです。
メール内に今回診断した結果、異常と診断された件数をユーザーへ通知します。 - 定常メール
- 診断結果に関わらず、現状の主機関状態をユーザーに定期的に自動配信するメールです。
定常メールの送信するタイミングは任意で変更可能です。
- 異常発生時の対処方法閲覧
- 異常発生時には診断状況確認画面より現在の主機関で発生している異常項目とその項目に紐付く諸々の情報を確認することが可能です。また、異常発生した項目から想定される対象方法についても閲覧することが可能です。 診断状況確認画面より確認できる項目は以下の通りです。
項目名、診断結果(正常:緑、異常:赤)、異常発生日時、負荷率、異常値、異常値判断(上下限)
AE-Dr. - Premium
AE-Dr – Premium(AKASAKA Engine Doctor Premium)は、高度船舶安全管理システムに適合したシステムです。