タイクウ エアモータは
過酷な環境下で常に
動き続けてきた。
タイクウエアモータは、当社エア機械のまた、あらゆる分野のエア駆動機器の原動機として長い製作歴史を有し、広く斯界の定評を受けているものです。
タイクウエアモータには、ピストン式、ベーン式の各型式が有り、1馬力(PS)~25馬力(PS)まで製作されています。
これ等エアモータは、タイクウバケットローダ、タイクウエア・ホイスト等に使用し、またエアモータ単体として土木・トンネル工事や鉱山の坑内機械、船舶用機械、石油化学における設備機械や製紙機械、製鉄所等の駆動用としてその高い性能と精選された製品の耐久力を誇示しています。
Taiku air motors
always continued working
in harsh environments.
"Taiku" Air Motors have been manufactured with a long history among our air machinery as a prime mover for driving equipment in all fields, which are well-established in the related industrial. "Taiku" Air Motors, both piston type and vane type, have capacity 1 horse power (P.S.) to 25 horse power (P.S.), and applied to "Taiku" bucket loaders and "Taiku" air hoists. They are, in the meantime, used to drive such machines for civil engineering, tunneling works, mining works, ships, installation machines in petrochemical industry, paper-making and iron-manufacturing, to demonstrate their outstanding performance and durability.
タイクウ エアモータの特性 Property
- 1低速回転でも安定した起動特性に優れた特質
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タイクウ エアモータはラジアルピストン型で、比較的空気消費量が少なく、低速回転でも安定した性能が得られます。また、起動特性にも優れていると言った特質を持っています。
給気圧を一定にした場合の回転数に対するトルク・出力および空気消費量の関係は、図のような性能曲線で表します。 - 2エアモータの負荷と回転速度
- エアモータは負荷を順次増加させると、それに随時して回転速度が徐々に減少し、さらに負荷を増やせば過負状態となり、停止します。この時の負荷を『停動トルク』といい、このモータの最大トルクです。
- 3過負荷になってもエアモータに問題はなく、
負荷を減じてやれば再び正常に回転します。 - 4ピストン式エアモータの能力基準
- 一般的にピストン式エアモータは、無負荷回転速度の約1/2のところが最大出力時回転速度になります。この時の負荷を『常用トルク』、回転速度を『常用回転速度』といい、能力の基準となります。
- 5エアモータの能力と供給空気圧力
- エアモータの能力は、供給空気圧力によって大きく左右されます。エアモータの能力を規定する空気圧力とは、モータ吸気口直前の動圧であることに注意して下さい。
- 6エアモータの出力と空気回路
- エアモータの出力は、空気回路の流量・圧力によって左右されますので、エアホース・配管のサイズおよび長さについては十分注意してください。
タイクウ エアモータの特長 Specific Features
- 1スパークの危険性が少ない
- 爆発性、引火性の条件下の雰囲気でも、圧縮空気により作動するため、スパーク・高温発熱が発生しないので危険性がなく、他の原動機のように防爆構造費用が不要です。
- 2モータが焼けない、ムリがきく
- 負荷がエアモータの最大トルク以上になると回転は停止しますので、過負荷による焼損がありません。また、過負荷がとりさられると、エアモータは再び起動します。
- 3出力調整が簡単
- 空気圧力を変えることにより、トルク・馬力の調整が容易にできます。
- 4起動・停止・逆転がスムーズ
- エアクッションによりスムーズに起動、停止しますので、起動緩衝装置が不要です。
操作バルブにより、瞬時に正転、逆転ができ、しかもスピード調整が容易にできます。 - 5自己冷却効果がある
- 断熱膨張による冷却で周囲温度100℃までの使用に耐えられ、また特別に約200℃まで製作可能です。
- 6多湿粉塵に耐える
- 湿気過多な場所、粉塵などの悪条件下でも、問題なく使用できます。
- 7非常用駆動源として活用できます
- 事前に圧縮空気をタンク等に溜めておけば、停電時圧縮空気を供給することで、 非常用駆動源として活用できます。
- 8故障が少なく長寿命
- 構造が簡単で故障が少なく耐久性に富みます。潤滑油及び管理を徹底すれば、ほとんど故障がありません。
- 9操作方式が自由にできます
- 切替バルブケースを変えることにより遠方操作、手元操作の何れにも変更できます。
また他器のエア制御機器がそのまま使用でき、組合せによって遠隔操作、自動制御機器として利用できます。 - 10起動トルクが大きく振動が小さい。
- 負荷の増加に伴いエアモータの回転は低下します。更に負荷を増加すると停止します。
このトルクを停止トルクといい最大値を示します。負荷によって停止した状態から、負荷を取り除いていくとエアモータが再び回転をはじめます。
このときのトルクを起動トルクといいます。停止トルクの70%程度になります。 - 11取付方法は、自由に選べる
- 取付位置は水平、垂直、吊下げでも製作可能です。